the-boy-detectives

SFが続いていたので本格ミステリーをと思い、江戸川乱歩の『少年探偵団』を読みました。『怪人二十面相』に次ぐシリーズ2作目です。

タイトルが示すとおり、小林少年をはじめ少年探偵団が大活躍します。大事な場面はもちろん明智小五郎の指示があっての行動ですが、例によって明智小五郎が不在のときは少年達が独自で考えて行動します。その機転と度胸の良さが、少年探偵団の本領発揮といった感じでいいですね。

トリックもより大胆で難しくなっていて、(相変わらず作者からのヒントはあるものの)解けなくなってきました。次の『妖怪博士』ではどれくらい難しくなるのかと思うと楽しみです。