udenuki-tantei

探偵役にもいろいろな設定がありますが、西澤保彦さんの『腕貫探偵』は、腕貫がトレードマークの公務員。

大学や病院に突如として「市民サーヴィス課臨時出張所」の看板を掲げ、市民のお悩み相談に乗る腕貫探偵(公務員)。冷静すぎる態度で話を聴くと、瞬く間に謎解きをしてしまうというミステリー小説。

現場に足を運ぶでもなく、関係者に話を聞いて回るでもなく、公務員が椅子に座ったまま依頼者の話を聞くという地味な設定。「その説明だけでなんでそこまでわかるんだ!」「頭良すぎるだろ!」と突っ込まずにはいられないのが面白いところ。しかし、なんとも言えない物足りなさが残ります。

腕貫探偵のインパクトはあるにしろ、謎(事件)の印象が薄いんですよね。

今のところ『腕貫探偵』しか読んでいませんが、『腕貫探偵、残業中』『探偵が腕貫を外すとき』など、シリーズ化されているようです。続編に手を伸ばすか迷うところ。