2006年公開の映画『イーオン・フラックス』。シャーリーズ・セロンが出ていたことしか覚えていなかったので、数年ぶりに観返してみました。
謎のウイルスによって人類の大半が死亡。科学者トレヴァー・グッドチャイルドがワクチンを開発し、全滅を防ぐ。その後、400年に渡りグッドチャイルド一族が政権を握り、ユートピアを発展させる。そんな中、反政府組織「モニカン」に属するイーオン・フラックスが打倒政府に立ち上がり、ユートピアに隠された真実を知る。というストーリー。
シャーリーズ・セロンを見る映画
2415年が舞台ですが、アクションやCGに派手さはなく、ひたすらシャーリーズ・セロンのかっこよさを見るような映画です。衣装が奇抜なのでそこも見どころ。日本的な描写もありました。
ストーリーは思ったよりSFだった
全然覚えていなかったので、ユートピア物のSF話だったことに驚きました。しかも、ワクチンの副作用で人類が不妊になってしまい、クローンを生み出すことで種の保存を行っていたという不気味な設定。結末は予想とおりでしたが、特定の一族がここまでコントロールしていた世界はちょっと怖いですね。
人の命は有限だからこそ
この映画では、人は死ねばクローンとして生まれ変わり、また新たな生命としてある意味無限の人生を送ります。その描写をとおして、人の命は有限だからこそ生きがいがあって幸せなんだというのがテーマ。
クローンという形は置いておいて、何度でも人生がやり直せるとすれば(それを知っていれば)、人はもっと怠惰になるんじゃないかなーと思います。なので、理由は違うかもしれませんがイーオンの考え方には賛成です。