
2014年公開、ジョン・ファヴロー監督・主演の『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』。
一流シェフのカール・キャスパーは、有名ブロガーが来店する際のメニューを巡ってオーナーと対立。ついには店をクビになってしまう。SNSでの炎上騒ぎも相まって、就職先に困ったカールはやがてフードトラック(屋台)をはじめることに…という話。
以前、ジャン・レノが出演している『シェフ!〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜』を見たときに、一緒にAmazonのウォッチリストに入れたままになっていた映画。映画熱が戻ってきたので、見てみました。
わかりやすいストーリーに美味しそうな料理の演出、豪華なゲストに加えて明るい音楽と、楽しい映画でした。SNSでバトルしたブロガーとビジネスパートナーになったり、結局は息子との時間を大切にしたくてフードトラックを手伝ってもらったり、予想通りなんですがほっこりする内容。
ハッピーエンドまっしぐらといった感じで、とにかく楽しく笑って幸せな気分になれる映画。
さらに、ロバート・ダウニー・Jrやスカーレット・ヨハンソンという、超大物がゲストで出演しているのもすごい。それもそのはず。後で調べて知ったのですが、監督・主演のジョン・ファヴローは『アイアンマン』の監督でした笑。そりゃあ出ますよね。
ちなみに、本当かどうか知りませんが、「一流レストランを解雇されたシェフが再建をかけてフードトラックをはじめて成功する」というストーリーと、「アイアンマンで成功した監督が一度失敗し、そこから再建をかけて自分で映画を作る」という自身を重ね合わせた2重ストーリーという話をどこかのレビューで読みました。なるほどー。
それはさておき、カールが息子と食べ歩きをする場面が印象的。一緒に屋台を切り盛りする場面もいいですが、そこに繋がる旅と、うまくSNSを使った演出が最高でした。1秒動画をまとめた動画を見る場面は感動もの。こういうライトな映画を見たかった気分だったので満足でした。