2008年公開、ダークナイト3部作の第2弾『ダークナイト』。『バットマン ビギンズ』を見たきりで放置していましたが、先日『ジョーカー』を観た流れで見てみました。
ゴッサムシティにピエロの仮面を被った集団が現れる。ジョーカーと名乗る悪の主謀者とバットマンの戦い。究極の悪が示そうとしていることは何なのか、バットマンは阻止することができるか…という話。
『ジョーカー』を観た直後に見たので、どちらかというとジョーカー寄りで見てしまいました。さらに、ホアキン・フェニックスの印象が残った状態でもあるので、違和感を感じるかと思いきや、いやいや全然そんなことはなく、登場した瞬間から惹きつけれられました。こちらのジョーカーも凄かった…。
"恐怖"なのか"公平"なのか
見ているときは気になりませんでしたが、あとで調べてみると、ジョーカーが病院でハービーに語りかける「何が"カオス(無秩序・混沌)"を引き起こすのか」の回答が fear(恐怖) なのか fair(公平)なのかが話題になったようです。字幕は恐怖(fear)になっていましたが、その後のストーリーからしても、これは公平(fair)が合っていそうです。
確かにジョーカーが fair に拘っていたとすると、なぜハービーを生かしたのか、なぜ船の爆破を選択させるシーンがあったのかが繋がります。映画を見たあとにAmazonのレビューで知ったことですが、これは知ってよかった。『ジョーカー』を観ればなおさらですね。
とにかくヒース・レジャーの演技が光る映画でした。『ジョーカー』のホアキン・フェニックスを観た後でもその凄さに感動したので、悔やまれます。
完全にジョーカーにすべて持っていかれている映画なので仕方がないですが、バットマンの印象が薄いです。ゴードンの「彼はヒーローではなくダークナイト」という台詞は印象的ですが、あまりバットマンは好きになれない。
全然違う話なので比較することでもないですが、設定がちょっと似ているという意味では、ブルース・ウェインよりもトニー・スターク(アイアンマン)の方がいいかなー。
3部作なのであと一つ『ダークナイト ライジング』が残っていますが、今のところ見るかは微妙。評判はよさそうですが、どうしよう。
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