1999年公開のサスペンス映画『ダブル・ジョパディー』。10年以上前に観ましたが、Amazonプライムに追加されていたのでもう一度観てみました。久しく名前を聞いていませんが、主演のアシュレイ・ジャッドが素晴らしい。
夫のニックと息子のマティと幸せな生活を送っていたかに見えたリビー。ある日突然、夫殺しの罪で逮捕され、息子のマティとも離ればなれになってしまう。ニックが生きていることを知ったリビーは、刑務所内で "ダブル・ジョパディー" のことを聞き、復習を誓う…という話。
ダブル・ジョパディーとはアメリカ憲法にある二重処罰禁止のことで、同じ罪状で二度は有罪にならないというもの。この映画では、一度夫殺しの罪で逮捕されたリビーは、(実は生きていたので一度目は冤罪で、その同一人物である)夫を殺しても二度目は罪に問われないという設定です。
その設定だけでも面白い上に、リビーの保護観察官役のおじさん(トミー・リー・ジョーンズ)がいい感じにコミカルで楽しい。二人のドタバタ劇は見もの。
なかなかスッキリする終わり方で、ラストのアシュレイ・ジャッドの笑顔は本当に最高です。
ちなみに、アシュレイ・ジャッドは現在(2018年)50歳で、最近だと2014年公開の『ダイバージェント』というSF映画に出演されているようです。適正検査で5つの属性に振り分けられるという、『ガタカ』っぽさを感じさせる設定なのでちょっと気になりますね。