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西尾維新100冊目の小説『ヴェールドマン仮説』。

9人家族のうち、ぼく以外はみんな推理作家・法医学者・検事・弁護士・刑事・ニュースキャスター・役者(探偵役)・VR探偵と、何かしら探偵に関わりのある家族。そんなぼくがたまたま死体を発見し、連続殺人事件を追うことに…という話。

本格ミステリーの流れが一段落して、少しミステリー小説から離れていましたが、またライトなところから読み始めようと思ったときに発売された『ヴェールドマン仮説』。西尾維新ならそんなに時間もかからず軽く読むのに丁度いいと思って読んでみました。

が、結構時間かかってしまった笑。独特の無駄に長くだらだらと同じこと何度も言うような文章なのでとてつもなく長く感じたのですが、実際は100ページくらいの内容だったように思います。

タイトルやキャラクター設定は魅力的で、いかにもエンタメといった感じで好きなのですが、「忘却探偵シリーズ」とはまた違って、内容はより薄くなった印象。

同じ著者の作品なら断然「忘却探偵シリーズ」をおすすめするし、100冊目ということもあって、おそらく数ある他のシリーズを読んでいないとまったく楽しめないように思います。

新しく「仮説シリーズ」として続く感じを匂わせていますが、あまり期待せずにおこうと思います。仮説は所詮、仮説ということで。