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2016年に公開され、アカデミー賞を6部門受賞した『ラ・ラ・ランド』。遅ればせながら観ました。

舞台はロサンゼルス。カフェでバイトをしながら女優を目指すミア。いつか自分の店を持つことを夢見るジャズピアニストのセブ。二人は出会い、お互いの夢を応援し合う。しかし、あることをきっかけに二人はすれ違いはじめ…という話。

ミュージカル映画なので、セリフの大半が歌ったり踊ったりで楽しい。しんみりする場面もありますが、全体的に音楽がよくて暗くありません。冬から始まって四季が巡り、数年後の冬に飛ぶ構成もわかりやすくて好みです。

ストーリーをよく知らずに観たので、この結末には少し驚きましたが、なかなか良いなと思いました。二人とも夢を叶えるために頑張った!それに尽きます。なんというか、ただ単にハッピーエンドを迎える話じゃなくて、葛藤や苦労や辛い部分に正面から向き合っているところに深みがあって、切ないけど温かみを感じるいい映画だなと思います。

監督は、最近観たばかりの『セッション』でお馴染みのデイミアン・チャゼル。2作連続でアカデミー賞作品を出していて凄い。セブ役はライアン・ゴズリングですが、企画当初は『セッション』のドラマーを演じたマイルズ・テラーが主演という話もあったそうです。

『セッション』繋がりと言えば、J・K・シモンズがちょい役で出演していますね。ちょい役なのにしっかり存在感があって印象に残るので、さすがだなーとちょっと笑ってしまいました。

ミア役のエマ・ストーンは、『アメイジング・スパイダーマン』のグウェン役なので知っていました。『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演女優賞を獲得し、まさにミアのように一躍スターですね。

頑張ろうという気にもさせてくれるので、時間を置いてもう一度観たい映画です。