2014年公開の『間奏曲はパリで』。『ミッドナイト・イン・パリ』からのパリ繋がりで見てみました。
フランスの片田舎で農場経営するブリジットとグザヴィエ。子育ても一段落し、平凡な毎日に変化を求めるブリジット。しかし、実直な夫のグザヴィエにはなかなか理解してもらえない。そんなある日、一人でパリ旅行に行くことを決意するブリジットと、こっそり追いかけるグザヴィエ。それぞれのパリが倦怠期を迎えた夫婦に与えた影響は…という話。
のんびりとした時間の流れで、夫婦それぞれの心境の変化と絆を感じ取れる映画。50代くらいの夫婦の話なので、僕自身ももう少し年を取ってから見るとまた違った印象を受けていいのかなと思います。大人向けの映画ですね。
主役は妻のブリジットですが、夫のグザヴィエが息子のサーカスの練習を見に行く場面や、妻との馴れ初めを嬉しそうに話す場面、ラストの死海へ行く(誘う)場面が印象的でした。なんとも不器用そうな夫が勇気を出してがんばっている感じが共感できてよかったです。
ちなみに、主演のイザベル・ユペール、ジャン=ピエール・ダルッサンの出演作はともに、はじめて見ました。イザベル・ユペールは2017年公開の『エル ELLE』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたそうです。