サンデーで連載開始したときから注目していた、山地ひでのりさんの『マリーグレイブ』。ついに1巻が発売されました。
死者を甦らせることができる『死者のレシピ』を片手に、素材集めの旅を続けるソーヤー。目的は妻のロザリーを生き返らせること。そんな彼の、愛と死がテーマのファンタジー漫画です。
僕が漫画に求める一番のポイントは絵です。初連載をサンデーで見たときに、好みの絵で、しかもストーリーも良くて、これは単行本が出たら買おうと決めていました。
マリーグレイブ1 P.5より
プロローグで主人公のことやストーリーの説明がされていますが、これがわかりやすい。最近の漫画は設定が凝っていて、なんとなくしか理解できない物が多い印象なので、ストーリーがわかりやすいのも良かったです。
さらに良かったのが、プロローグの引きです。ミステリーが好きなので、ストーリーには何かしらの驚きと引きの強さを求めてしまうのですが、それもしっかりあって、一気に惹き込まれました。どれくらい話しが大きくなっていくのかはわかりませんが、今から2巻が待ち遠しい。
ちなみに、山地ひでのりさんは、2015年に同じくサンデーから『アトランティド』という漫画を出しているようです。こちらはまたちょっと絵の雰囲気が違いますが、読んでみようかなと思います。