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東野圭吾さんの『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を読みました。"東野圭吾"といえばテーマが重く、読んだ後しばらく動けなくなるような印象が強いですが、この小説は違いました。

「ナミヤ雑貨店」に投函されるお悩み相談に答えていく話が何編か続く構成で、それぞれの登場人物に共通する事実やその関係性が徐々に明らかにされていく様が圧巻。2章、3章と読み進めて行く内にどんどん興奮が高まります。

人生はあらゆる選択の連続ですが、その時々で自分にとって最適と思える選択、この道を選べば後悔しないと思える選択をすることが大事なんだと思います。この小説では、そんな選択に迷ったときに「ナミヤ雑貨店」が手助けしてくれますが、インターネットやソーシャルメディアが発展している今、現代の「ナミヤ雑貨店」はいろんな所にあるような気がします。

シンプルに決断するエッセンシャル思考もいいけど、迷ったときは誰かに相談することも大事だなーと思いました。「ナミヤ雑貨店」はきっと誰にとっても直ぐ側にある。

2017年9月に映画化されるそうですね!