neuroscience-of-mindfulness

なかなか疲れが取れない、いくら寝てもスッキリしない、休んでもなぜかしんどい。そんなときは脳が疲れているのかもしれません。そもそも、脳が疲れているなんて考えたこともありませんでしたが。

DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)と言って、ぼーっとしていても、車のアイドリングのように脳は活動を続けていて、そんなときこそ脳は最もエネルギーを消費しているそうです。

なので、「休息」をするには脳を休める必要がある。そのための方法として、いま「マインドフルネス」が注目されているようです。特にアメリカでは、カウンセリングの分野で薬(睡眠薬や精神安定剤)に頼らない脳科学的な治療に「マインドフルネス」を組み合わせる研究が進んでいるとのこと。

具体的に、マインドフルネスとはどうすればできるのか。それによってどんな効果が得られるのか。目的は「脳の休息」だけなのか。脳が休まるとはどういうことなのか。そういったことを物語風に解説してくれるのが『世界のエリートがやっている 最高の休息法』です。

僕なりの解釈をまとめてみます。

意識を "今" に向けることが休息の第一歩

「考えている自分」と「考えていること」を切り離し、意識を "今" に向け、過去や未来に囚われないようにする。その方法としてマインドフルネスが有効。瞑想や呼吸法など、やり方は自分にあった方法でいいと思う。大事なのは目的を理解してやること。意識を "今" に向けることができるようになれば、いわゆるDMNによるエネルギー消費を抑え、脳の活性化につながる。すると、疲れも取れて充実した日々を送れるようにもなる。という感じです。

簡単に言うと、過去の出来事や未来に対する不安などを考えすぎるからしんどくなるので、もっと今現在に目を向けよう(動物のように)、ということです。

「Lecture 6 さよなら、モンキーマインド」で解説されている、「考えている自分」と「考えていること」を切り離す、という話が特に新鮮でした。そんな発想なかったです。

マインドフルネスは直ぐに効果が現れるものではないようなので、習慣づけて継続する必要があります。どれくらいで効果を実感できるかはわかりませんが、ふとした瞬間に考え込んで疲れる癖があるので(睡眠も浅い気がする)、しばらく試してみます。