2018年公開の『ペンギン・ハイウェイ』。原作は森見登美彦氏の同タイトルSF小説。
頭がよく研究熱心な小学生、アオヤマ君。彼には歯科医院のお姉さんという、興味深い研究対象がいた。ある日、街にペンギンが出現。早速調査を始める彼は、やがてお姉さんとペンギンの繋がりに気づき…という話。
予備知識ゼロで見てみましたが、結構好きな話でした。一言でいうとお洒落。少年の信念を「ペンギン・ハイウェイ」に例えるセンスはすごくいいなと思います。SFですが細かなことは気にせず(SFとしてはすごくライトな設定)、少年がんばれーって感じの映画ですね。
お姉さんもなかなか謎めいていていい感じですが、強いて言えば声がめっちゃ老けてるのが気になりました。エンドロールで蒼井優さんと知ってびっくり。
アニメーションがなんとなくジブリ感があるなと思いながら見ていましたが、スタジオコロリドは元ジブリのスタッフと関わりがあるようですね。ジブリ色が濃いスタジオポノックとはまた系統が違うみたいですが。
ちなみに、先日ペンギンのドキュメンタリー番組を見たところで、映画に出てくるペンギンは足が速くて足がオレンジ色なのでてっきりジェンツーペンギンかと思いましたが、アオヤマ君の調査によるとアデリーペンギンだそうです。
森見登美彦氏の小説は読んだことがないのですが、『夜は短し歩けよ乙女』や『夜行』は聞いたことがあります。ミステリーではなさそうですが、読んでみようかな。