promised-neverland

評判が良いのは知っていましたが、ジャンプだし下手に手を出してダラダラ引き伸ばされたら嫌だなと思って敬遠していた『約束のネバーランド』。でも好奇心に勝てず読んでみたらめっちゃ面白かった!
母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?
1巻で真実を知ったときは「えっ!?」てなりました。純粋な驚きと、ちょっと"進撃"っぽいなと思ったがっかり感です。でも読み進めてみるとそんなに"進撃"っぽくなくてよかった。ちなみに、妻は"終わりのセラフ"っぽさがあると言っていました。

話のテンポがいいので読みやすいのと、キャラクターの表情が豊かなのがいい。喜怒哀楽の描き分けがうまいなーと思いました。エマ・ノーマン・レイだと僕はレイが好きです。こういう話は引きがすべてだと思いますが、それも絶妙でグイグイ引き込まれてしまいました。もっと早く読んでいればよかった。

2巻も読みましたが、割りと先の話まで綿密に設定されてそうなので、何とか引き伸ばさずにキレイに完結まで走り抜けて欲しい作品です。4月に発売される3巻で、もうひと捻りありそうな予感(ジャンプでは読んでないから先は知らない)。

あと、カバーを外した表紙がこれまたキーになっていて、こういう遊びも好き。