rocket-girls

野尻抱介さんのSF小説『女子高生、リフトオフ!』を読みました。

表紙のとおり、女子高生がロケットに乗って宇宙へ行く話です。それだけと言えばそれだけなので、SFっぽさを求めて読むといまいちでした。今読むならラノベとして読んだほうが楽しめます。

ただ、1994年に書かれたらしく(今回読んだのは2013年に復刊された物)、それを考えると、スペースシャトルが現役だった時代に新しい有人ロケットの仕組みをがっつり設計されているのが凄いと思いました。

特に、ロケットの一部を再利用して開発コストを大幅に下げるといった話は、SpaceX(イーロン・マスクの会社)みたいで、この当時としては革新的なアイデアだったはずです。

10年前くらいに読んでみたかったなー。