2010年公開のマーティン・スコセッシ監督作品『シャッター アイランド』。主演は『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013年)と同じくレオナルド・ディカプリオ。
精神異常犯罪者たちが収容されているシャッターアイランド。厳重に警備されている孤島から、一人の女性が姿を消す。捜査に向かった連邦保安官のテディは、職員たちの対応に不信を抱くが…という話。
捜査に向かったテディ(レオナルド・ディカプリオ)が職員たちに騙されながらも真相を暴き、施設全体で隠蔽していた事実を暴く。みたいな話かなと思っていたのですが、途中からだんだん話がわからなくなってきて、ポカーンとしている間に終ってしまい、ラストのセリフの意味も掴めないままでした。
これではさすがに消化不良なので、感想記事や解説を読んでみてようやく理解。なるほど、そういう話だったのか。
※ネタバレ注意
つまり、シャッターアイランドは精神異常犯罪者を治療するための施設で、患者に罪を自覚させ更生できるようロールプレイング治療を行っていた。失敗した場合は外科的な処置(ロボトミー手術)を施していた。
テディは治療のために保安官役を演じていた犯罪者であり、自らが治療を受けている身であった。治療に成功したのか失敗だったのかを判断するラストシーンで、テディが発したセリフの意味は…という、解釈の余地が残る話。
集中して話を掴むことができれば結構面白い映画だと思います。僕は途中寝落ちしそうになりながら数回に分けて見たこともあって、うまく内容を掴むことができなかったので残念。
これは2回目こそ楽しめる映画だと思うので、また見てみようと思います。
マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオのコンビは、当作と『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の他にも、『ギャング・オブ・ニューヨーク』や『アビエイター』があるそうです。
最近見た、デビッド・フィンチャー監督とブラッド・ピットのコンビのように、同じ監督と主演の作品を見比べるのも面白いなと思いました。