2013年公開、マーティン・スコセッシ監督の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』。実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートをモデルとした映画。
1987年、株式ブローカーとしてL・F・ロスチャイルド社に勤めることになったジョーダン。しかし、初日にブラックマンデーが起きてしまう。絶望したかに見えたジョーダンだが、ロスチャイルド社の上司や、偶然知り合った友人ドニーの影響もあり、ついにはストラットン・オークモント社を設立する。そこからジョーダンの破天荒な人生が始まる…という話。
R18に指定されていることもあり、過激というかハチャメチャなシーンが盛り沢山です笑。全体的に下品な感じですが、ディカプリオの演技が凄すぎて見入ってしまいます。特に、ヤクでラリっている様子や、社内で狂気のスピーチをする場面は圧巻。その表情はまるで『シャイニング』のジャック・ニコルソンのようでした。
ハチャメチャな人生を送ってはいるものの、セールスの実力があってこそ。それを象徴する「俺にこのペンを売ってみろ」(ニーズを生み出す必要がある)はなかなか印象的です。
この映画の撮影に至るまでにはいろいろあったらしく、2007年頃から製作の話があり、ブラッド・ピットが主演の可能性もあったとか。
ちなみに、モデルになっている実在のジョーダン・ベルフォートですが、終盤のセミナーのシーンでジョーダン(ディカプリオ)を呼ぶ司会者役でカメオ出演しているようです。
ジョーダンの奥さん(ナオミ)を演じているマーゴット・ロビーは、『アバウト・タイム』にシャーロット役として出ていましたね。
マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオは、2002年公開の『ギャング・オブ・ニューヨーク』でもコンビを組んでいるそうです。キャメロン・ディアスも出ているし、観たことがあるような気がしますが、覚えていない…。